
プラボウォ大統領は2028年の任期満了前にワルジヨ総裁の辞任を受理し、市場が中銀の独立性への懸念とルピアへの再度の下押し圧力を見極める中、デストリ・ダマヤンティ上級副総裁が総裁代行に就いた。
インドネシア銀行のペリー・ワルジヨ総裁が突然辞任し、プラボウォ・スビアント大統領がこれを受理した。中銀法に基づき、常任の後任が任命されるまでデストリ・ダマヤンティ上級副総裁が総裁代行を務める。指導部交代は、2028年に満了予定だったワルジヨ氏の2期目の5年任期終了前に行われたもので、インドネシアの中銀独立性や経済政策運営を巡る投資家の懸念を強めている。ルピアは火曜日、米連邦準備制度の政策決定を前に2日連続で下落し、1ドル=18,100ルピア近辺まで下落した。これは、インドネシア銀行が先週、5月以降に100ベーシスポイントの引き締めを実施していたことから追加利上げが予想されていたにもかかわらず、政策金利を5.75%に据え置いて市場を驚かせた後の動きである。ルピアは今年に入って約8%下落しており、アジアで最も軟調な通貨の一つとなっている。市場では、財政悪化、政府の政策課題に対する疑念、海外投資家の信認低下に加え、ルピア支援の兆候を見極める材料として今後の証券入札にも注目が集まっている。