
トレーダーらは国有銀行を通じたインド準備銀行の介入観測を指摘しており、原油安とこれまでのドル売りが引き続き相場心理を支えているとしている。
インドルピーは反発基調を維持し、対ドルで0.3%上昇して95.6425ルピーを付け、2週間ぶりの高値圏で推移した。トレーダーらは外国為替市場でインド準備銀行(RBI)が介入した可能性を指摘している。ロイターが聞いた4人のトレーダーによると、国有銀行がドルを売っているとの観測があり、RBIの委託による可能性が高いという。これにより、中央銀行が此前の急反発後も通貨を支え続けていることが示唆された。ルピーの回復は、RBIによるドル売り観測に加え、原油価格の下落や、サンジャイ・マルホトラ総裁の安心感を与える発言にも支えられている。同総裁は、海外資本を呼び込む最近のRBIの措置により、外貨建て非居住者預金を含む経路を通じて約320億ドルの資金を動員したと述べた。原油安は、インドが世界第3位の原油輸入国であり、輸入インフレや経常赤字への原油の影響を受けやすいことから、引き続き同国通貨の重要な支援材料となっている。