
東京株式市場は前日の急落後に反発した。押し目買いと地政学リスク後退への安心感が相場を支えた一方、半導体株の強弱まちまちの展開や原油高リスク、米連邦準備制度の見通しが投資家心理の重荷となり、慎重姿勢が続いた。
日経平均株価は7月29日、前日の大幅安から反発した。主力株や割安株への押し目買いに加え、中東情勢への懸念がやや和らいだことが支援材料となった。ただ、半導体関連株の強弱まちまちの値動きや銀行株の一角の弱さ、米連邦準備制度の決定を控えた警戒感が上値を抑えた。日経平均は320.04ポイント(0.50%)高の64,931.19で取引を終え、取引序盤にはおよそ560〜610ポイント上昇する場面もあった。TOPIXは1.37%高の4,066.07と日経平均を上回る上昇率となった。トヨタ自動車は2%超上昇し、ファーストリテイリングも小幅高となった。一方、半導体・AI関連株はまちまちで、アドバンテストとキオクシアホールディングスは堅調だったが、東京エレクトロンは1%超下落し、ソフトバンクグループも小安かった。地域全体の投資家心理は韓国のSKハイニックス決算にも左右され、AI相場への不安が一部和らいだ半面、中東での新たな攻撃を受けて原油価格が上昇し、投資家はマイクロソフトとメタの決算、さらに米連邦準備制度の動向を見極めようとしていた。