SES、FCCのアッパーCバンド命令で約56億ドルの奨励金支払いが可能に

SESとユーテルサットは、FCCのアッパーCバンド命令により米国の無線利用向けに160MHzが確保され、2027年7月までにオークションが実施されるほか、2030年と2031年に周波数帯の明け渡し期限が設定され、条件付きの奨励金支払いと移行費用の償還が認められると述べた。

要約

SESは、米連邦通信委員会(FCC)がアッパーCバンドに関する報告書兼命令を承認し、米本土48州で160メガヘルツの周波数を柔軟な用途の無線サービス向けに2027年7月までのオークションを通じて利用可能にしたと発表した。明け渡し期限は2030年と2031年である。SESは、期限内に周波数帯の明け渡しを完了すれば、総額約56億ドルの奨励金を受け取る可能性があるとした。一方、ユーテルサットは、同様の条件を満たしつつ顧客サービスを維持できれば、5億400万ドル、税引前で約4億4300万ユーロを2031年に受け取る見込みだと述べた。両社によると、この命令は適格な移行費用の償還も規定している。

用語解説
  • アッパーCバンド: 衛星事業者が使用している無線周波数帯の一部で、地上無線サービスへの転用対象となっている。
  • 競争入札: FCCが周波数ライセンスを割り当てる際に用いるオークション方式。
  • 清算機関: 償還対象となる移行費用を審査・承認する機関。