
世界的な半導体株安、AI投資への懸念、米連邦準備制度の決定を前にした警戒感が重なり、ハイテク株比率の高い台湾市場で指標指数の下げが4営業日連続に拡大した。
台湾の主要株価指数は水曜日も下落が続き、TAIEXは1,564ポイント(3.8%)安の40,039で取引を終えた。4営業日続落となり、終値ベースでは5月20日以来の安値となった。フィラデルフィア半導体指数が前日に4.5%下落したことを受け、世界の半導体株が再び軟化し、企業がAIに多額の投資を続けるなかで収益見通しへの懸念が強まった。 下げを主導したのはハイテク株で、電子セクターは前営業日の5.3%安に続き4.5%下落した。台湾市場の時価総額の40%以上を占めるTSMCは、前日に3.0%下落した後、さらに2.2%下落した。ASE Technology Holding、Delta Electronics、MediaTekはそれぞれ9.9%、7.9%、7.5%下落した。 市場全体も、米連邦準備制度の政策決定を控えた米株価指数先物の下落に連動した。中東情勢の悪化に伴う原油高もリスク回避姿勢を強めた。今回の下落により、週前半に外国人投資家が台湾株を大幅に売り越し、資金の海外流出で台湾ドルが下落した流れが、株式から為替へと広がっていた急速な調整が一段と深まった。