タイSEC、2021年ハッキング報告を巡りBitkubを刑事告発

タイSEC、2021年ハッキング報告を巡りBitkubを刑事告発

規制当局は、2021年5月のハッキングで16種類のデジタル資産にわたり5000万ドル超の損失が発生した後、Bitkubと元取締役2人が虚偽の財務報告を提出したと主張している。

ファクトチェック
タイSEC(証券取引委員会)の公式ニュースリリース(No. 158/2026)は、主要な事実関係をすべて直接確認している。すなわち、Bitkubおよび元取締役に対する刑事告発、2021年5月に16種類の仮想通貨で約17億バーツが流出したハッキング事件、さらに2021年5月10日から10月30日までの日次純資本報告(Form DA 1)において盗難事実が隠蔽されていたことである。Bangkok Postも同様の事実関係と約5100万ドル/17億バーツという金額を独自に裏付けており、CoinDeskも同内容を報じている。Bitkub側に帰される「取り付け騒ぎを避けるためだった」との弁明についても、Bangkok Postの続報など複数の報道で確認できる。唯一の細かな留意点は、告発が2026年7月に行われた一方で、ハッキング自体は2021年に発生していたことである。ただし、「2021年5月から10月までの日次資本報告提出」とする当該主張は、SECが示した2021年5月10日〜10月30日という期間と正確に一致している。
要約

タイSEC(証券取引委員会)は、仮想通貨取引所Bitkub Onlineと元取締役のSakolkorn Sakavee氏、Thaweesap Rawan氏が、ハッキングにより16種類のデジタル資産で5000万ドル超が盗まれた後の2021年5月から10月にかけて、虚偽の財務報告を提出したとして刑事告発した。規制当局は本件を経済犯罪制圧局に送致して捜査を求めており、2021年のサイバー攻撃の影響を取引所がどのように開示したかを巡る監視が一段と強まっている。Bitkubは7月23日、顧客資産は引き続き安全であり、共同創業者が損失を吸収するため代替資産を購入したと述べた。

用語解説
  • サイバー攻撃: データや資金の窃取、またはシステム妨害を目的とした悪意あるデジタル侵入。