ミリバンド氏は英国の世界銀行への関与を自ら主導し、主要会合に出席する。政府は、貧困削減と並び、開発金融と気候金融を引き続き中核的な優先課題に据えるとしている。
エド・ミリバンド氏が英国の世界銀行総務に就任し、国際開発と気候金融を巡る英国の関与について外相が直接責任を担うことになる。政府が貧困、気候変動、経済の安定を巡る英国の指導力強化に向けた取り組みと位置づける中、同氏は今年10月のバンコクでの年次総会を皮切りに、同機関の年次会合と春季会合に出席する予定である。 この役職は通常、下級閣僚が務めるため、ミリバンド氏の起用は異例であり、政府内で開発政策と気候金融の位置づけを引き上げるものとなる。今回の発表は、カースティ・マクニール氏が国際開発・アフリカ担当閣外相に任命されたことに続くものだ。マクニール氏は政府の開発方針の日常的な執行を統括し、4つの地域開発銀行における英国総務を務める一方、ミリバンド氏は閣議レベルで開発課題を代表する。 政府は今回の変更により、極度の貧困、食料不安、エネルギー価格ショック、気候と自然の危機への対応を後押しするとしており、こうした圧力は英国の安全保障、繁栄、家計負担にも影響すると主張している。この動きは、政府が今年2月、防衛費増額の財源確保を支援するため、政府開発援助の支出を2027年までに国民総所得の0.3%へ引き下げる一方、財政状況が許せば援助支出を0.7%に戻す方針を維持すると決めたことを受けたものである。