香港上場の宝飾ブランドは、ブランド力の向上や製品高度化、高額消費者の支出拡大を背景に、売上高と収益が60%以上増加するとの見通しを示した。
老鋪黄金(06181.HK)は、非IFRSベースの上期調整後純利益が約43.1億元〜43.6億元に達し、前年同期比83〜85%増となる見通しを示した。利益の伸びは収益の伸びを上回る見込みである。中国の伝統金製宝飾ブランドである同社は、6月末までの6カ月間の税込み売上高が約227億元〜233.5億元と、前年同期比60〜65%増になると予想。営業収益は約198億元〜204.5億元で、約60〜66%増を見込む。 同社によれば、急増の背景にはブランド影響力の拡大、製品ラインの継続的な最適化と刷新、高額消費者の支出拡大、金工芸品の販売増加、顧客の再購入率上昇がある。これらの指標は、価格感応度が比較的低く、職人技や文化的価値、収集性を重視する購入者が多い高級宝飾セグメントにおいて、同グループの地位が強まっていることを示している。 利益成長率と収益成長率の差が広がっていることは、営業効率やコスト管理の改善、利益率の拡大を示唆する。今回の利益予想は、老鋪黄金が3月公表の本決算で1株当たり11.95元、昨年8月の中間決算で1株当たり9.59元を支払ったことを踏まえると、再び力強い配当への期待も補強する。アナリストは、中国の金製宝飾市場の二極化が進む中、同社が高級伝統金製品や文化創意型ジュエリーへの需要拡大の恩恵を受けているとみている。