
2026年7月28日のCoinMarketCapの警告は、SparkKittyの画像スキャンによる窃取手法によって、復元フレーズをスマートフォンのスクリーンショットに保存していた場合、セルフカストディ型ウォレットが静かに危険にさらされ得ることを浮き彫りにした。
2025年6月にカスペルスキーが初めて公表したモバイルマルウェア「SparkKitty」が再び注目を集めている。CoinMarketCapが2026年7月28日、このマルウェアがウォレットアプリを直接攻撃するのではなく、スマートフォンの写真ギャラリー内でウォレットの復元フレーズのスクリーンショットを探し出すことで仮想通貨を盗み得ると強調したためである。これに先立つCheck Pointの分析では、このスパイウェアがAppleのApp Store、Google Play、さらにサードパーティー製アプリストアを通じて拡散した実態が詳述されていた。仮想通貨ツール、メッセージングプラットフォーム、エンタメ系製品を装ったトロイの木馬化アプリとして流通し、その中にはiOSアプリ「币coin」や、Google Playで削除前に1万回超ダウンロードされたAndroidのメッセージング兼仮想通貨取引アプリ「SOEX」が含まれていた。ユーザーが写真ライブラリへのアクセスを許可すると、SparkKittyは保存画像を検索し、文字認識でフレーズらしいパターンを特定したうえで、一致したデータを攻撃者が管理するサーバーに送信できた。12語または24語の復元フレーズがあればセルフカストディ型ウォレットを完全に復元できるため、スクリーンショット化されたフレーズは、追加のハッキングなしに資金の完全な支配権を攻撃者に与え得る。研究者らと今回の警告に関連するセキュリティ指針は、既存のフレーズのスクリーンショットを削除し、削除済み画像フォルダーを空にし、クラウドバックアップを確認し、撮影された復元フレーズは侵害済みとみなして新しいウォレットへ移行し、不要なアプリの写真アクセス権を取り消すべきだとしている。