ジョージア国立銀行、インフレ見通し悪化でも政策金利を8.25%に据え置き

ジョージア国立銀行、インフレ見通し悪化でも政策金利を8.25%に据え置き

ジョージア中銀は2026年7月、エネルギー価格主導のインフレ上昇や底堅い経済活動、中東情勢に関連する二次的な物価上昇圧力のリスクを理由に、金利を据え置いた。

要約

ジョージア国立銀行は2026年7月の会合で、主要政策金利を8.25%に据え置いた。中東情勢の緊張に伴うエネルギー価格の上昇でインフレ率が押し上げられる中、慎重な姿勢を維持した。 総合インフレ率は6月に5.7%から5.8%へ上昇した。政策当局は、この動きはおおむね第2四半期の想定に沿ったものだとしつつ、二次的な波及効果が引き続き主要なリスクだと警告した。 経済活動は強まり、第1四半期の成長率は前年同期比9.0%と、前四半期の6.7%から加速した。けん引役はサービス部門だった。中銀は、紛争による経済への悪影響はこれまでのところ限定的にとどまっているとした。 中銀は2026年の経済成長率見通しを6.5%に据え置く一方、平均インフレ率見通しを4.9%から5.2%に引き上げた。インフレ圧力は年後半に緩和し始め、中期的には目標水準へ徐々に収束すると見込んでいる。今後の金利判断は、インフレリスクと二次的な波及効果の有無に左右される。

用語解説
  • 政策金利: 中央銀行が資金調達コスト、需要、インフレに影響を及ぼすために設定する基準金利。
  • 二次的波及効果: エネルギー価格の上昇が賃金や他の価格に波及するように、初期の価格ショック後に経済全体へ広がる幅広いインフレ圧力。