このパッケージでは、実質年率3.9%の資金調達、60日間のプール手数料無料、提携先割引を提供する。半減期後のビットコインマイニング収益性が悪化する中で打ち出された。
EMCDは、適格なビットコインマイナーに対し、融資、手数料軽減、提携先特典を合わせて最大3000万ドル相当を提供する「マイナー支援プログラム」を開始したと発表した。CoinSharesの2026年第1四半期データを引用し、ビットコインのハッシュプライス(計算能力当たりのマイニング収益)が約28ドル/PH/日と、2025年10月のピークから50%低下し、半減期後として過去最低水準にあることから、マイニング収益性が悪化していると説明した。また、2026年4月にCoinCentralが引用したHashrate Indexのデータに基づき、推定252 EH/sがオフライン化したことや、2022年7月以来初となる3回連続の難易度引き下げも、業界全体のストレスを示す兆候として挙げた。 同プログラムには、資金繰り圧力に直面するマイナー向けの実質年率3.9%の担保付き流動性ファシリティ、利益率の維持を目指す事業者向けの60日間のプール手数料無料、Vnishファームウェア(サードパーティー製のASIC最適化ソフトウェア)の優遇価格、さらにEMCDの提携ネットワークを通じた機器およびデータセンターサービスの特別条件が含まれる。EMCDは、これらの商品が一般的な仮想通貨担保融資ではなく、マイニング特有のキャッシュフロー循環に合わせて設計されていると説明した。 EMCDの創業者兼CEOであるMichael Jerlis氏は、同社がマイナーに対し、下落局面をただやり過ごすのではなく活用できるよう支援することを目指していると述べた。公表された3000万ドルという数字は、融資、手数料減免、提携先オファーを含む支援の最大総額を示すものであり、留保済み資金ではない。EMCDは2017年創業で、120超の市場で事業を展開し、30 EH/s超のハッシュレートを有し、世界のマイニングプール上位10社に入るとしている。