Payward、Magic Labsのウォレット部門を買収 2026年の仮想通貨M&Aを拡大

Payward、Magic Labsのウォレット部門を買収 2026年の仮想通貨M&Aを拡大

クラーケンの親会社は、Magic Labsの組み込み型ウォレット事業をPayward Servicesに取り込み、Magic LabsはNewton Protocolへの注力に向けてNewton Labsへと社名変更する見通しである。

ETH

ファクトチェック
2026年7月27日付のThe Blockの独自報道とCrypto Briefingは、主張の全要素をそれぞれ独立に裏付けている。すなわち、Payward(クラーケンの親会社)がMagic Labsの組み込み型ウォレット事業を資産売却の形で取得したこと、Magic LabsがNewton Labsへとブランド変更したこと、そして注力分野がNewton Protocolへ移行したことである。BlockBeatsの速報も、The Blockを引用しつつ同じ内容を補強している。背景調査でも、Magic LabsがNewton Protocolを開発し、組み込み型ウォレットソリューションを先駆けて展開していたことが独立に確認できる。詳細は各ソースで整合しており、ウォレット数のみ50M超と60M超でわずかな差異があるが、主張の核心には影響しない。
要約

クラーケンの親会社Paywardは、資産譲渡を通じてMagic Labsの組み込み型ウォレット事業を買収することで合意した。これにより、PolymarketやWalletConnectを含むプラットフォームで利用されるウォレット技術がPayward Servicesに加わる。取引は通常の完了条件を満たすことを前提に、今後数週間以内に完了する見込みである。 Magic Labsによると、同ウォレット事業はこれまでに6000万超のウォレットを作成してきた。ショーン・リー最高経営責任者(CEO)によれば、取引完了後も同部門はPaywardから独立して運営される一方、顧客対応は8月1日からPaywardに移管される。Paywardはこの技術をPayward Servicesの製品群に統合する計画である。 移行の一環として、Magic LabsはNewton Labsへと社名変更し、オンチェーン金融向けの認可レイヤーと位置付けるNewton Protocolに注力する。リー氏は、この動きにより既存顧客対応に専念するチームへウォレット事業を移しつつ、自社はNewtonに全力を注げるようになると述べた。 今回の取引は、Paywardが2026年に進めてきた一連の案件に加わるものとなる。同社は、香港のステーブルコイン決済およびカード発行企業Reap Technologies Holdings Limitedの買収を、6億ドル相当の現金・株式取引で完了済みであり、4月には米デリバティブ取引プラットフォームBitnomialを最大5億5000万ドルの現金・株式で買収することで合意した。クラーケンの株式公開計画は、同社が11月にSEC(証券取引委員会)へS-1登録届出書案を提出した後も保留されたままで、3月には厳しい市場環境を理由に手続きを停止している。

用語解説
  • 組み込み型ウォレット: アプリやプラットフォームに直接組み込まれたウォレット機能で、ユーザーは別個のウォレット画面を使わずにオンチェーンサービスへアクセスできる。
  • 資産譲渡: 買い手が会社全体を取得するのではなく、特定の事業資産を取得する取引形態。
  • 認可レイヤー: オンチェーン取引が実行される前に、本人確認やセキュリティ、コンプライアンス確認などのルールを適用する制御層。