
受注は5月の減少から持ち直した一方、コア資本財受注と出荷は予想を上回り、第2四半期の企業投資と経済成長の底堅さを改めて示した。
米国製耐久財の受注は2026年6月に前月比0.3%増となり、5月の改定値である4.0%減から増加に転じたが、市場予想の1.8%増には届かなかった。もっとも、見出しの弱さとは裏腹に内容は企業投資の強さを示した。輸送機器を除く受注は0.6%増、コア資本財受注は0.9%増、コア資本財出荷は1.9%増と、2021年12月以来の高い伸びとなった。5月のコア資本財受注も1.4%増から1.9%増へ上方改定され、企業支出の勢いがより強かったことを示した。GDP算出に反映される出荷指標の改善は、米経済が第2四半期に底堅い成長を維持し、今後発表されるGDP統計でも企業の設備投資が下支え要因となる可能性を示唆した。内訳の強さを受けてドルは上昇し、USD/JPYは163.68前後まで上げた一方、EUR/USDとGBP/USDは発表後に下落した。市場は今後も企業投資関連データを注視し、成長の行方や景気の底堅さが米連邦準備制度の政策見通しにどう影響するかを見極める公算が大きい。