SecondFiがハッキング受け恒久停止、回収資産を復旧基金へ移管

カルダノのウォレット開発企業によると、374のウォレットから1610万ADAが盗まれた一方、回収資産はEMURGOが設立した閲覧専用アドレスを通じて追跡されており、3段階の返金計画が進行している。

ADA

要約

SecondFiは2026年6月のハッキングを受け、通常業務を恒久的に終了し、残存資産の回収と被害ユーザーへの補償に経営資源を振り向けた。カルダノのウォレット開発企業によると、ラザラスグループに関連するAndroidアプリの脆弱性を通じて374のウォレットから約250万ドル相当の1610万ADAが盗まれた一方、資金をカストディ保管に移すことで1億2900万ADAは保全したという。また、透明性向上のため、ホワイトハットチームが回収した一部資産をEMURGOが設立した閲覧専用の復旧基金アドレスに入金したと説明した。SecondFiの3段階計画には、稼働中の請求システム、8月中旬に予定する資産引き出し・ADAのアンステーク・コインやトークン、NFTを別のカルダノウォレットへ移す移行ツール、さらに9月上旬に予定する、Input Output Groupとカルダノ財団が構築するゼロ知識証明ベースの返金ポータルが含まれる。同社は偽のブラウザー拡張機能やアプリ、ダイレクトメッセージを使ったフィッシングに警戒を呼びかけ、秘密鍵やシードフレーズを求めることは決してないとした。

用語解説
  • ゼロ知識証明ポータル: シードフレーズや秘密鍵などの機微なウォレット情報を明かすことなく、補償請求を検証するツール。
  • 閲覧専用ウォレット: ユーザーが資金を管理する権限を持たず、透明性確保のために監視のみ可能なウォレットアドレス。
  • ADAのアンステーク: ステーキング報酬のために拘束されていたADAを解除すること。