
半導体主導の下落は米市場からアジアへ波及した。米連邦準備制度と日銀の金融政策判断、大手テック企業の決算発表を前に、投資家はAI主導で押し上げられたバリュエーションを疑問視し、原油高に伴うインフレリスクも警戒した。
半導体株とAI関連株は米国とアジアで急落した。力強い上昇相場の後で投資家が割高なバリュエーションを見直したためである。一方、その後の米株価指数先物取引はまちまちとなり、米連邦準備制度の金利判断、日銀会合、大手テクノロジー企業の決算発表を控えて半導体株はやや下げ渋った。フィラデルフィア半導体株指数の下落率は、ある時点では6.03%、その後の報道では4%超とされた。アジアでは、SKハイニックスが四半期ベースで過去最高の利益と売上高を計上したにもかかわらず15%~16%超下落し、韓国株市場の下げを主導してサーキットブレーカーや売買停止を引き起こした。日本では東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キオクシアなどの半導体関連株が下落し、台湾ではTSMCも値を下げた。投資家の焦点は、大規模なAIインフラ投資や設備投資が現在のバリュエーションを正当化できるかどうかに引き続き向けられたほか、米国とイランの緊張を受けた原油高がインフレ懸念を強めた。