アマゾン、2028年から携帯電話直結衛星5105基を打ち上げへ

アマゾン、2028年から携帯電話直結衛星5105基を打ち上げへ

計画する端末直接接続ネットワークはグローバルスターの周波数帯と携帯通信事業者との提携を活用し、StarlinkやAST SpaceMobileと並んで衛星・携帯電話サービスへのアマゾンの進出を広げるものとなる。

ファクトチェック
アマゾンの公式ニュースルーム「Amazon Leo D2D」は、直接端末接続向けに最大5,105基の衛星を投入するFCCへの申請、2028年に始まる展開、Globalstarの周波数利用、さらに衛星搭載処理と光衛星間(レーザー)リンクの採用を直接確認している。CNBCの「Amazon seeks to launch 5,105 satellites for direct-to-device network」も、衛星数5,105基、2028年の展開、Globalstarとの統合、Starlinkとの競争を独自に確認している。SpaceNewsも5,105基という数字を裏付けている。主張の中核要素はすべて、一次情報である公式ソースと信頼できる報道機関によって確認されている。
要約

アマゾンは、最大5105基の低軌道衛星による端末直接接続コンステレーションについて、連邦通信委員会(FCC)に承認を申請した。2028年の配備開始を見込んでいる。計画するシステムはグローバルスターの周波数帯を活用するもので、2026年4月14日に発表した同衛星通信事業者の115億7000万ドルでの買収契約に続く動きである。グローバルスターのネットワークは、iPhoneとApple Watchで提供されるAppleの緊急SOS機能を支えている。アマゾンによると、このサービスは地上の無線ネットワークが届かない地域における対応スマートフォンとIoT機器を対象とし、音声、メッセージング、データ通信、緊急接続を支援する。消費者に直接サービスを販売するのではなく、移動体通信事業者との提携を通じて展開する計画で、通信事業者は既存プランに衛星カバレッジを追加できるようになる。この動きにより、旧Project KuiperのLeoとして進めるアマゾンの衛星戦略は拡大する。これに加え、2020年7月にFCCの承認を受けた約3236基の第1世代ブロードバンド衛星コンステレーションもある。端末直接接続への進出は、SpaceXとT-Mobileの提携やAST SpaceMobileと競合することになり、FCCの承認時期と2028年の配備計画が、この事業が意味のある収益を生み始める時期を見極める重要な指標となる公算が大きい。

用語解説
  • 端末直接接続: 専用の衛星通信機器を必要とせず、一般的なスマートフォンやその他の機器にサービスを直接接続する衛星通信モデル。
  • 低軌道: 地球に比較的近い軌道領域で、通信衛星で一般的に利用され、信号遅延の低減に寄与する。
  • IoT: Internet of Thingsの略で、ネットワークを通じてデータをやり取りするセンサーや機器などの接続機器を指す。