抗体治療薬市場、2035年までに5971億ドルへ

MarketsandMarketsは、同分野が2026年の3112億ドルから年平均成長率7.5%で拡大し、モノクローナル抗体、病院・専門治療センター、北米が最大シェアを占めると予測している。

要約

MarketsandMarketsによると、世界の抗体治療薬市場は2026年の3112億ドルから2035年までに5971億ドルへ拡大し、期間中の年平均成長率は7.5%となる見通しである。需要は、がん、自己免疫疾患、炎症性疾患、眼科疾患、希少疾患の治療における抗体医薬の利用拡大に加え、モノクローナル抗体、二重特異性抗体、抗体薬物複合体など次世代フォーマットの継続的な進歩に支えられているという。2025年時点ではモノクローナル抗体が約85%のシェアで主要フォーマットを維持し、病院・専門治療センターが市場の約78%、北米が約35%を占めた。MarketsandMarketsは、抗体エンジニアリング、標的探索、コンジュゲーション化学、バイオマーカー主導の患者選択、後期開発パイプラインの拡大が成長を後押ししており、二重特異性抗体とADCへの投資が勢いを加えているとしている。

用語解説
  • 二重特異性抗体: 同時に2つの異なる標的またはエピトープに結合するよう設計された抗体。
  • 抗体薬物複合体: 抗体に薬物ペイロードを結合し、疾患細胞へより正確に治療を届けることを狙う標的治療法。
  • バイオマーカー主導の患者選択: 反応性や安全性を予測し得る測定可能な生物学的指標に基づいて治療対象の患者を選ぶこと。