
トランプ大統領は政策決定を控える米連邦準備制度への圧力を強め、最近のインフレ指標を称賛したうえで、FRB議長のケビン・ウォーシュ氏は、自らが政治的だと表現した他の政策当局者の支持を必要としていると述べた。
ドナルド・トランプ大統領は改めて米連邦準備制度に利下げを求め、米国は世界で最も低い借入コストであるべきだとしたうえで、資金調達コストの低下が経済成長を大幅に加速させ得ると主張した。6月の消費者物価指数が前月比0.4%低下し、年間インフレ率が5月の4.2%から3.5%に鈍化、コアインフレ率も2.6%に低下したことを受け、直近のインフレ指標を称賛し、物価は急速に下がっていると述べた。 トランプ大統領は、米連邦準備制度理事会の一部メンバーが「政治的に」行動しているとし、FRB議長のケビン・ウォーシュ氏は「正しいことをしたい」と考えているが、他の政策当局者の同意が必要だと述べた。ウォーシュ氏はジェローム・パウエル氏の後任として5月22日にFRB議長に就任した。トランプ大統領は3月4日に同氏を指名し、上院は5月12日にFRB理事として、5月13日に議長として承認した。 発言は、年初から政策金利が3.5%-3.75%の誘導目標レンジに据え置かれているなかで開かれる、7月28-29日の米連邦準備制度の政策会合を前に飛び出した。これとは別に、ゴールドマン・サックスは、原油市場の変動性により投資家の関心がインフレや成長率、よりタカ派的なFRB見通しといったマクロリスクに移っていると指摘しつつ、今回の会合では金利は据え置かれると見込んだ。