同医療機器メーカーは、2029年までに税引前の再編費用として7億〜8億ドルを計上し、年間約5億ドルのコスト削減を見込む。一方で、第2四半期決算は予想を上回ったものの、第3四半期売上高と通期調整後EPS見通しは市場予想に届かなかった。
ボストン・サイエンティフィックは7月21日、サプライチェーンの効率化、生産拠点の集約、人員体制の再編を2029年末までに進めることを目的とした複数年の再編計画を取締役会が承認したと発表した。同社は税引前費用として7億〜8億ドルを見込み、このうち現金支出は6億〜7億ドルとなる見通しで、計画が全面実施されれば年間約5億ドルの削減効果が生じ、その 상당部分を成長施策に再投資する方針である。 今回の発表は、ウォール街予想を上回る第2四半期決算とあわせて公表された。6月30日までの3カ月間の売上高は前年同期比7.5%増の54億4000万ドルとなり、市場予想の53億6000万ドルを上回った。調整後1株利益は0.86ドルで、予想の0.83ドルを超えた。営業利益率も前年同期の16.2%から21.6%に改善したが、売上高成長率は第1四半期の11.6%および前年同期の22.8%から減速した。 一方、弱めの業績見通しが投資家心理の重荷となった。ボストン・サイエンティフィックは第3四半期売上高を約52億7000万ドルと予想し、アナリスト予想の53億9000万ドルを下回った。通期の調整後EPS見通しも下方修正し、中間値は3.30ドルと従来見通しから2.2%引き下げた。マイク・マホーニー会長兼最高経営責任者(CEO)は、変動の大きい事業環境に対応しつつ、堅調な四半期を達成したと述べた。決算発表後に株価は上昇したものの、投資家の主な関心は弱めの見通しに向けられた。