クレシ氏は、成熟したネットワークが崩しにくくなり、投資家の参加も減少し続けるなか、仮想通貨特化型ベンチャーキャピタルは「最後のファンド」段階に入りつつある可能性があると述べた。
Dragonflyのマネージングパートナーであるハシーブ・クレシ氏は、成熟したネットワークにスタートアップが挑みにくくなるなか、仮想通貨特化型ベンチャーキャピタルは2030年までに事実上消滅する可能性があり、足元では「最後のファンド」段階に入りつつあるとの見方を示した。同氏は、既存プレーヤーがより強固な参入障壁を築く一方、純粋な仮想通貨分野でベンチャー投資に値する機会の母数が縮小していると主張してきた。この警告は、CryptoRankのデータで、7月28日時点の7月に仮想通貨の資金調達ラウンドに参加した独立系VCが150社にとどまり、2022年5月のアクティブ投資家1,177社のピークから大幅に減少したことが示されたなかで出された。クレシ氏は、資本が必ずしもこの分野から流出しているわけではなく、レイヤー1プロトコルや投機的なトークン投資から、AI統合、ステーブルコイン、プライバシーインフラ、現実資産のトークン化、フィンテックの基盤機能へとシフトしていると述べた。こうした主張は、Dragonflyが2026年2月に6億5000万ドル規模のFund IVをクローズした局面でも示されており、同氏はこれを、大手ファームに資本が集まり続ける一方で小規模な専門ファンドが苦戦する統合の流れの一部と位置付けた。