
米連邦準備制度は9対3で政策金利を3.50%〜3.75%に据え置いたが、ローガン、ハマック、カシュカリの3氏は0.25ポイントの利上げを主張し、追加引き締め観測を強めた。
米連邦準備制度は政策金利を3.50%〜3.75%に据え置き、これで5会合連続の現状維持となった。ただ、市場は今回の決定をタカ派的な据え置きと受け止めた。3人の政策当局者が即時の0.25ポイント利上げを支持して反対票を投じたためである。ダラス連銀のロリー・ローガン総裁、クリーブランド連銀のベス・ハマック総裁、ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ総裁が0.25ポイントの利上げに票を投じ、ケビン・ウォーシュ議長がインフレが高止まりする場合は利上げの可能性があると述べる中、より引き締め的な政策を求める内部圧力が浮き彫りになった。中東情勢の緊張に伴う原油高で超長期米国債利回りは2007年以来の高水準に上昇し、株式を圧迫した一方、金は1オンス当たり4100ドル近辺で支えられた。これを受け、市場では9月利上げの織り込みが進み、会合後の確率は指標によって約53%から57%超まで上昇した。