
FRBが9対3で据え置きを決めた後、ドル安を背景に金地金は4000ドル近辺でのFOMC後の軟調から持ち直した。3人の反対票、9月利上げ観測、中東情勢の緊張が、インフレと安全資産需要への注目を維持した。
金相場は7月29日、米連邦準備制度が9対3の投票で金利据え置きを決めた後、ドル安を受けてそれまでの下げを反転し、タカ派的な反対票、なお高い9月利上げ観測、中東に関連する地政学リスクを投資家が見極める中で1オンス4100ドルに接近した。現物金は一時0.8%上昇して4100ドルを付け、シンガポール時間午前7時50分時点では0.6%高の4091.40ドルとなった。4000ドル近辺での押し目買いと安全資産需要が支えとなった。FRBは政策金利を3.50%-3.75%に据え置き、ケビン・ウォーシュ議長はインフレ率がなお2%目標を上回っているとした上で、データ次第の姿勢を強調し、今回の据え置きは政策の惰性と受け取るべきではないと述べた。