中国A株は引けにかけ反発、半導体株はなお軟調

中国A株は引けにかけ反発、半導体株はなお軟調

7月29日の中国本土株は日中の急落から持ち直して上昇で取引を終えた。消費・金融株が終盤の反転を主導する一方、半導体関連銘柄にはなお売り圧力が残り、売買代金は2兆3000億元に達した。

要約

7月29日の中国A株市場は日中に急反発し、序盤の軟調地合いの後、消費関連株と金融株が終盤の戻りを主導して主要3指数はいずれも上昇して引けた。上海総合指数は0.4%上昇、深セン成分指数は1.1%高、創業板指数は1.55%上昇した。テクノロジー株の動向を示すSTAR総合指数は前場に一時3.81%下落し、それまで強かったハードテック銘柄からの資金シフトの強さを浮き彫りにした。値上がり銘柄数は4200超に達し、上海・深セン両市場の売買代金は合計で約2兆3000億元と、前営業日比2708億元増加した。食品・飲料株と小売株が上昇を主導し、複数銘柄がストップ高となったほか、金融株も午後に急伸し、中銀証券はストップ高まで買われた。半導体株と演算能力向けハードウエア関連株は引き続き主な弱材料となり、ブレイン・コンピューター・インターフェース関連株も大幅に調整した。一方で、端末内AI、送配電設備、全固体電池関連株には選別的な買いが入り、リスク資産全体からの一律の資金退避ではなく、より広範な投資スタイルのローテーションが進んでいることを示した。

用語解説
  • STAR Composite Index: 上海のSTAR市場に上場する、テクノロジー・イノベーション企業を中心とした銘柄の値動きを示すベンチマーク指数。
  • on-device AI: 主に遠隔のクラウド計算に依存せず、端末上で直接動作する人工知能機能。
  • turnover: 取引時間中に売買された株式の総額。