スイスの建設用化学品メーカーは、為替逆風があったにもかかわらず上半期の売上高とEBITDAがアナリスト予想を上回ったことを受け、現地通貨ベースの売上高成長率目標を3%〜6%に引き上げた。
シーカは、世界の建設市場が低調な中でも市場シェア拡大に支えられ、上半期の売上高とEBITDAがアナリスト予想を上回ったことを受け、2026年の現地通貨ベース売上高成長率見通しを3%〜6%に引き上げた。上半期売上高はスイスフランベースで1.5%減の55億9000万フランとなったが、Visible Alpha集計の市場予想54億4000万フランを上回った。一方、現地通貨ベースでは売上高は4%増加した。EBITDAは10億6000万スイスフランとなり、アナリスト予想の10億2000万フランも上回った。 トーマス・ハスラー最高経営責任者(CEO)は、市場環境の弱さと地政学的不確実性にもかかわらず年初は力強い滑り出しだったと述べ、シーカは現在の市場コンセンサスであるCHF建てEBITDA予想を妥当とみているとした。データセンターやその他建築物の壁面や床の補強、防水に使われる製品を供給するバール拠点の同社は、中東地域がグループ売上高の約4%を占めるにとどまるため、同地域の混乱による事業への影響は限定的だとこれまで説明していた。 同社は通期のEBITDAマージン見通しも、従来の19.5%〜20.0%から19.0%〜19.5%へ引き下げた。2026年上半期にはスイスフラン高の影響で複数のスイス企業が打撃を受けていた。ロイターは、イラン戦争勃発後の安全資産需要でスイスフランが上昇し、その後ここ数週間で落ち着いたことを受け、ロシュが大きな為替影響を報告した企業の一つだと伝えた。