フィリピンの6月生産者物価上昇率、5月のピーク後に3.0%へ鈍化

石油製品、電子機器、一次金属の伸びが鈍化する一方、食品関連の生産者物価は加速し、5月分は上方改定された数値から工場出荷段階のインフレ率が小幅に低下した。

要約

フィリピンの2026年6月の生産者物価は前年同月比3.0%上昇し、2023年2月以来の高水準となった5月の3.1%上昇から鈍化した。5月の数値は上方改定されていた。鈍化は、石炭コークス・石油精製製品、コンピューター・電子・光学製品、一次金属の価格上昇率の減速が主因である。一方、食品関連の生産者物価上昇率は1.5%から1.7%に加速し、穀物製粉製品、でん粉、でん粉製品の伸び拡大がこれを主導した。前月比では、生産者物価は5月の0.3%上昇に続き6月は0.2%上昇した。2026年上半期では、生産者物価は前年同期比2.3%上昇した。

用語解説
  • 生産者物価インフレ率: 国内生産者が自らの生産物に対して受け取る価格が、時間の経過とともにどの程度上昇しているかを示す率。