同通信グループは上期売上高209億ユーロ、オーガニック・キャッシュフロー21億6700万ユーロを計上し、MasOrangeの完了とSFR共同買収に向けた覚書締結も発表した。
オレンジは上期として過去最高の成長を記録し、売上高は前年同期比3.5%増の209億4800万ユーロ、EBITDAaL(リース後EBITDA)は5.0%増の61億2800万ユーロとなった。オーガニック・キャッシュフローは4億9700万ユーロ増の21億6700万ユーロ、フリーキャッシュフロー・オールインは18億6000万ユーロに71.3%増加した。純利益は35億5500万ユーロ、調整後純利益は11.8%増の13億5000万ユーロで、同社は力強い執行力と6月のMasOrange連結化が業績を支えたとしている。 成長をけん引したのはアフリカ・中東で、売上高は13.9%増、EBITDAaLは16.1%増となった。Europe 6は売上高が4.1%増、EBITDAaLが6.1%増、フランスは売上高が1.2%増、EBITDAaLが2.4%増だった。一方、Orange Businessは引き続き圧力にさらされ、売上高は3.1%減、EBITDAaLは6.4%減となったが、前期からトレンドは改善したとしている。スペインは6月にMasOrangeの完全連結ベースの実績を1カ月分寄与させ、売上高2.0%増、EBITDAaL 2.2%増、eCAPEX 23.9%減となった。 同社は2026年見通しを引き上げ、EBITDAaL成長率を従来の3%超から4%超へ、オーガニック・キャッシュフローを従来の約40億ユーロから約43億ユーロへ上方修正した。eCAPEX対売上高比率は約15%、中期の純有利子負債対EBITDAaL倍率目標は約2倍を維持した。2026年6月30日時点の純有利子負債は356億8300万ユーロで、主にMasOrange買収により132億ユーロ増加し、純有利子負債対EBITDAaL倍率は2.4倍に上昇した。 オレンジは欧州での戦略的な業界再編の動きも強調した。6月8日、Lorcaが保有するMasOrange株50%を42億5000万ユーロの現金で取得し、スペイン事業者を完全支配下に置いた。別件では、オレンジ、ブイグ・テレコム、Free–Groupe Iliadが6月6日、Altice Franceとの間でSFR買収に向けた覚書を締結した。203億5000万ユーロの企業価値に対するオレンジの持ち分は約27%、金額にして約56億ユーロで、調整の対象となる。ただし同社は、取引が完了する保証はないとしている。