CXMTが上昇継続、STAR市場上場記録と8月10日のMSCI採用

CXMTが上昇継続、STAR市場上場記録と8月10日のMSCI採用

長鑫存儲技術は値動きの荒い上場後最初の3営業日を経て時価総額が3兆5000億元を突破し、大型上場を受けてメモリーチップ関連銘柄も上昇、MSCI中国オール・シェアーズ指数への早期組み入れも決まった。

要約

長鑫存儲技術は7月29日、上場後の急伸基調を維持し、日中上昇率は11%を超え、売買代金は310億元を上回り、時価総額は約3兆5000億元に達した。新規上場したDRAMメーカーとして、中国A株市場の構図を引き続き塗り替えている。株式は7月27日に上海証券取引所のSTAR市場へ上場し、公開価格8.66元で始まり、初日は49元で取引を終え、465.82%高となった。オーバーアロットメントの行使前の調達額は約579億元で、年初来のA株最大IPOとなり、STAR市場史上でも最大となった。初日の売買代金1411.9億元は、A株市場における単一銘柄の1日当たり売買代金として過去最高を更新した。7月28日には日中の激しい値動きの後、4.08%安の47元まで下落したが、翌29日には反発し、Puya Semiconductor、Montage Technology、Biwin Storage、Netac Technology、Infotmicなどメモリー関連株の上昇も後押しした。MSCIは7月28日、CXMTを大型IPO組み入れルールに基づき8月10日付でMSCI中国オール・シェアーズ指数に採用すると発表した。これにより、海外からのパッシブ資金流入が見込まれる。今回の上場は、サプライチェーン企業や下流企業を含む戦略投資家にも大きな含み益をもたらしており、各社はIPOでそれぞれ1824万株、1億5800万元相当の配分を受けていた。CXMTへの強い評価は、DDR4、DDR5、LPDDR4X、LPDDR5/5Xを含むDRAM製品に注力する国内メモリーチップ大手としての希少性を反映している。一方で経済日報は、同社の戦略的重要性と半導体サイクルの双方を見極める必要があると論評した。

用語解説
  • DRAM: Dynamic Random Access Memoryの略で、サーバーやスマートフォンなどの電子機器で広く使われるメモリーチップの一種。
  • over-allotment option: IPOで引受証券会社が追加株式を売り出せるオプションで、需要対応や取引安定化に用いられる。
  • passive inflows: 指数連動型ファンドがベンチマーク変更後に株式を自動的に買い付けることで流入する投資資金。