HSBC調査、富裕層の仮想通貨配分は2026年に6%へ低下

HSBC調査、富裕層の仮想通貨配分は2026年に6%へ低下

HSBCの2026年調査によると、世界の富裕層投資家は株式とオルタナティブ資産の比重を高める一方、仮想通貨の保有比率を引き下げた。台湾は株式偏重のポートフォリオ、高い現金保有比率、分散型商品への関心拡大で際立った。

ファクトチェック
主要な一次情報源であるHSBCの公式資料「Global Affluent Investor Snapshot 2026」のファクトシートは、主張されている数値をすべて直接裏付けている。仮想通貨への配分は6%(1ポイント低下)、株式は16%(2ポイント上昇)、プライベートエクイティ/オルタナティブは8%(2ポイント上昇)となっており、株式とオルタナティブへのシフトを示している。一方、仮想通貨(1ポイント低下)、現金(1ポイント低下して19%)、金(1ポイント低下して10%)はいずれも構成比を落とした。さらに、今後12カ月で45%が仮想通貨の保有を増やす意向を示している。複数の独立した二次情報源であるOdaily、Bloomingbit、KuCoinも、これらの数値を同一の内容で裏付けている。
要約

HSBCが1月6日から2月6日にかけて10市場の9,993人を対象に実施した調査によると、世界の富裕層・超富裕層投資家の2026年の暗号資産配分は平均6%と、前年の7%から低下した。一方で、回答者の45%は今後12カ月で仮想通貨の保有比率を増やす見通しを示し、40%は変更なし、16%は縮小または判断未定と答えた。ポートフォリオのシフト先は株式とオルタナティブ資産で、株式は2ポイント上昇して16%、プライベートエクイティ、プライベートクレジット、ヘッジファンドを含むオルタナティブ資産は8%に上昇した一方、仮想通貨、現金、金はそれぞれ1ポイント低下した。台湾は調査対象市場の中でも目立ち、株式保有率は世界平均52%に対して70%、ポートフォリオに占める株式比率は世界平均16%に対して約30%、現金比率は世界平均19%に対して23%だった。加えて、マルチマーケット商品、金、定期預金、運用型マルチアセット商品への関心も高まった。

用語解説
  • プライベートエクイティ: 証券取引所に上場していない企業への投資。
  • プライベートクレジット: 公開債券市場ではなく、銀行以外の投資家が提供する融資。
  • マルチアセット配分: 異なる資産クラスに投資を分散する手法。