テキサス州のHut 8「Beacon Point」キャンパスにおける2件の長期賃貸契約は現時点で704メガワットを対象とし、エヌビディアはGPU容量をハイパースケーラーやクラウド事業者に転貸する計画である。
エヌビディアは、テキサス州ヌエセス郡にあるHut 8のAIデータセンターキャンパス「Beacon Point」で、2件の15年賃貸契約を締結した。基本契約総額は196億ドルで、更新オプションを行使すれば総額は500億ドルに達する可能性がある。Hut 8は2026年5月6日、352メガワットを対象とする98億ドルの賃貸契約を初めて開示し、7月20日に発表した2件目の契約によって同拠点の契約済み容量は704メガワットへ倍増した。フィナンシャル・タイムズとロイターが7月28日、この取り決めの全容を報じた。施設には数十万基のエヌビディア製GPUを収容できるよう設計されており、エヌビディアはその容量をハイパースケーラーやクラウドサービス事業者に転貸する計画である。Hut 8のAIインフラ事業全体では、契約済みIT容量は949メガワット、基本契約総額は266億ドルに達した。この案件は、キャンパスの全面建設完了前にAEP Texasを通じて1,000メガワットの系統接続を確保する「電力優先」モデルを活用し、ビットコイン採掘からAIインフラへ軸足を移すHut 8の戦略転換も浮き彫りにしている。