
飲料大手は市場予想を上回り、通期利益見通しを引き上げた。フェアライフの混乱継続がリスクとして残るなか、幅広いワールドカップ施策に支えられケース販売数量は5%増加した。
コカ・コーラは第2四半期決算でウォール街予想を上回り、通期見通しを引き上げた。消費環境が不安定ななかでも需要への自信を示した格好である。7月3日終了四半期の純売上高は前年同期比7%増の133億8000万ドルとなり、ブルームバーグ集計の市場予想131億6000万ドルを上回った。調整後1株利益は0.97ドルと、予想の0.93ドルを上回った。純利益は17%増の44億4000万ドル、1株当たり1.03ドルとなり、オーガニック売上高は6%増加した。 世界のケース販売数量は5%増加し、インド、中国、米国、ブラジルがけん引した。コカ・コーラは、2026年FIFAワールドカップに連動した世界的なマーケティング施策が業績押し上げに寄与したと説明した。コカ・コーラブランドの販売数量は5%増、コカ・コーラ ゼロシュガーは16%増、パワーエイドは8%増だった。アジア太平洋地域は8%の数量成長、北米は3%の成長となり、比較可能営業利益率は34.7%から35.6%へ拡大した。 経営陣は通期の比較可能EPS成長率見通しを従来の8%〜9%から9%〜10%へ引き上げ、オーガニック売上高見通しも従来の4%〜5%から約5%へ上方修正した。さらに、フリーキャッシュフロー見通しを約122億ドルから約124億ドルへ引き上げた。株価は時間外取引開始前に2%超上昇した。今回の発表は、フェアライフで発生したランサムウェア攻撃の影響を引き続き見極めるなかで行われた。同社では、認可されていない第三者が生産関連システムを含む一部システムにアクセスしたことを受け、米国内の生産業務が停止している。