INNIOの第2四半期受注額23億ドル、1.1GWのデータセンター案件で押し上げ

新規上場したエネルギー機器メーカーは、米国のデータセンター向けガスエンジン大型受注を含め、過去最高の66億ドルの受注残を計上したと報告し、2026年通期の売上高見通しを38億ドルから39億ドルとして公表した。

要約

INNIO N.V.は2026年第2四半期の機器受注額が23億ドルとなり、前年同期比316%増加したと発表した。米国のデータセンター事業者向けの画期的な1.1ギガワット案件が寄与し、機器受注残は過去最高の66億ドルに拡大した。同社によると、この契約は同社史上最大級の案件の一つで、米国内のメーター裏側の主電源向けに200基超のJenbacher J624ガスエンジンを供給する内容である。段階的な納入により、複数年にわたる売上の見通しが高まる見込みである。四半期の総売上高は42%増の9億3770万ドルとなった一方、IPOおよび上場企業としての体制整備に伴う一時費用8120万ドルが響き、純損益は前年同期の6240万ドルの黒字から1690万ドルの赤字に転落した。調整後EBITDAは20%増の1億7230万ドルだった。2026年6月5日にIPOを完了したINNIOは、データセンター、電力ソリューション、圧縮分野の強い需要を背景に、2026年通期の売上高見通しを38億ドル〜39億ドル、調整後EBITDA見通しを7億2000万ドル〜7億4000万ドルとした。

用語解説
  • 機器受注残: 顧客向けにまだ履行されていない計上済みの機器受注を、期末時点で測定したもの。
  • メーター裏側: 系統からの受電のみに依存するのではなく、顧客の系統接続点の内側で行うオンサイト発電。
  • 調整後EBITDA: 特定の費用や非現金項目を除外し、さらに会社独自の調整を加えた利益指標。