アドバンテスト、AI需要で2027年3月期純利益予想を6600億円に引き上げ

アドバンテスト、AI需要で2027年3月期純利益予想を6600億円に引き上げ

AI主導の業績見通しの上振れを受けてアドバンテストがけん引し、日本の半導体株は上昇した。東証上場企業の業績更新では利益の強さの広がりも示され、日経平均株価は2営業日続落を終えた。

ファクトチェック
複数の独立した金融ニュースソースがこの主張を正確に裏付けている。RTT Newsは、アドバンテストが2027年3月31日終了の会計年度の純利益予想を4655億円から6600億円へ引き上げたと報じており、その理由としてAI関連の半導体と高性能メモリー需要の急増を挙げている。Moomooも、帰属利益6600億円とEPS 911.64円という同じ数字を独自に報じている。主張の見出しとなる数値(6600億円)、会計年度の目標(2027年3月)、AI需要がけん引役である点はいずれも各ソースと一致している。
    参考12
要約

アドバンテストは、AI向け半導体テスト需要が想定を上回って拡大したことを受け、2027年3月期の連結業績予想を引き上げた。純利益見通しは4655億円から6600億円、営業利益見通しは6275億円から8460億円にそれぞれ上方修正した。半導体試験装置市場についても、2026年の市場規模見通しを約19%引き上げて130億〜145億ドルとし、推論AIやDRAM向けテスト需要が予想を上回る中、生産能力を急拡大するとした。2026年4〜6月期の純利益は前年同期比93.8%増の1748億円と過去最高を記録した。見通しの引き上げを受けてアドバンテスト株は10%超上昇し、他の半導体・テクノロジー株にも買いが波及したことで、日経平均株価は0.71%高の61,867で引けた。一方、ソフトバンクグループ、三菱UFJ、トヨタ自動車、ファーストリテイリングは軟調だった。今回の発表は、7月30日の決算発表集中日を前に、日立製作所、NEC、野村ホールディングスなど東証上場企業で好調な第1四半期決算と業績予想の引き上げが相次ぐ流れの中で行われた。

用語解説
  • 推論AI: 学習済みモデルを用いて、実世界の用途で予測や意思決定を行うAIシステム
  • DRAM: 高速なデータ処理に用いられ、AI計算で重要性が高まっているメモリーチップの一種
  • プライム市場: 規模、流動性、ガバナンスでより高い基準を満たす企業向けの東京証券取引所の最上位市場区分