米国の6月の速報ベースの財貿易赤字は、輸出より輸入の減少幅が大きかったことで4.2%縮小し、1015億ドルとなった。ただ、赤字額は1000億ドルとエコノミスト予想の1000億ドルの双方を上回った。財輸入は82億ドル減の3062億ドルと1月以来初めて減少し、工業用品の出荷低迷を受けて財輸出も38億ドル減の2047億ドルとなった。 6月の統計は、貿易が2四半期連続で第2四半期の成長の重荷となったことを示唆している。コンピューターおよび周辺機器、半導体、通信機器を含む資本財の輸入は、大規模な人工知能投資に伴う数カ月の増加の後、9月以来初めて減少した。ただ、前年同月比ではなお37.4%増だった。それでも、AI投資に関連する設備への企業支出は、この四半期の成長を支える主要因だった可能性が高い。 原油、石油製品、非貨幣用金を含む工業用品の輸出は6月に4.4%減少した。一方、消費財と自動車の輸出は持ち直し、消費財の輸入も減少した。米政府は7月30日に第2四半期GDPの速報値を公表する予定で、ロイター調査ではエコノミストは年率換算で2.1%成長と予想しており、第1四半期と同じ伸びとなる見通しである。