米7月消費者信頼感、予想92.0下回る90.8

米7月消費者信頼感、予想92.0下回る90.8

ガソリンや食料品価格の上昇に加え、雇用市場に対する見方の弱さが家計心理を広く悲観的に保ち、中東情勢の緊張もインフレ懸念を強めた。

ファクトチェック
WSJの記事は、この主張のあらゆる要素を裏付けている。指数は6月の上方改定後の92.2から90.8に低下し、エコノミスト予想の92.0も下回ったほか、現在の景況感と労働市場の状況に関する評価は3カ月連続で悪化した。ReutersとCryptoBriefingも、90.8という数値と6月の改定後の92.2をそれぞれ独自に確認している。唯一の相違点は予想値で、Reutersは92.3としている一方、WSJとこの主張は92.0としているが、これはコンセンサス予想の軽微な差異にとどまり、主張の実質を損なうものではない。
要約

米国の消費者信頼感は7月に弱含みとなり、コンファレンス・ボードの指数は6月の92.2から90.8に低下した。センチメントは年初来の大半で続く低調なレンジにとどまり、2024年末から2025年初にかけて記録した100超の水準を大きく下回っている。ガソリンや食料品価格の上昇、雇用市場に対する見方の悪化が重しとなり、家計は総じて悲観的な姿勢を維持した。 7月1日から7月22日に実施された調査では、ガソリン価格への言及はやや和らいだものの引き続き高水準で、食品や食料品価格への言及は増加した。米国のガソリン平均価格は、米国とイランが関与する戦闘激化でエネルギーコストが押し上げられたことを受け、6月の1ガロン当たり約3.70ドルから火曜日には4.10ドルへ再び上昇した。2月下旬に米国とイスラエルの攻撃を受けた後、イランはホルムズ海峡を封鎖し、世界の石油のおよそ5分の1が通過するルートが混乱したことで、ガソリン価格とインフレの急騰につながった。 インフレ率は2025年1月の3%から3.5%に上昇し、2月28日のイラン戦争開始時の2.4%からも加速している。一方、インフレ調整後所得は減少した。食料品価格も家計の大きな負担であり続けている。家庭用食品は2019年初めと比べて33%高く、ひき肉の価格は6月に1ポンド当たり6.82ドルと、同期間で79%上昇した。 労働市場に対するセンチメントも弱いままだった。雇用や失業への言及はやや増え、現在の労働市場環境に対する見方は悪化した。今後6カ月の見通しはわずかに改善したものの、依然としてマイナス圏にとどまった。先月の雇用増加数は57,000人にとどまり、失業率は5月の4.3%から4.2%へ小幅低下したが、これは主に失業者の一部が求職を断念したためである。この結果は、個人消費や経済全体の勢いを占う重要な指標として、消費者の慎重姿勢が続いていることを示している。

用語解説
  • 消費者信頼感: 家計が現在の経済状況と今後の経済見通しをどう捉えているかを示す指標。
  • インフレ調整後所得: 物価変動を考慮した後の所得で、購買力が上昇しているか低下しているかを示すために用いられる。
  • ホルムズ海峡: 世界の石油輸送にとって重要な航路であり、ここでの混乱はエネルギー価格やインフレに大きな影響を与える。