Freedom Factory、179ドルの耐量子仮想通貨ウォレット「PQ1」を公開 2026年10〜12月に出荷

このオープンソースのハードウェアウォレットは、ERC-4337スマートアカウントを通じたSPHINCS+署名を採用し、イーサリアムとEVM (Ethereum Virtual Machine)ユーザー向けに設計されている。ビットコインに特化した「Toshi PQ1」バリアントについても説明された。

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要約

Freedom Factoryは、イーサリアムとEVM (Ethereum Virtual Machine)ユーザー向けの179ドルの耐量子ハードウェアウォレット「PQ1」を発表し、出荷は2026年10〜12月を見込む。同社によると、この端末は量子攻撃への耐性を持つとされるハッシュベース署名方式SPHINCS+を、ERC-4337スマートアカウントのアーキテクチャを通じて採用している。これにより、イーサリアムの基盤プロトコルの変更を待たずに、ソーシャルリカバリー、ガス代スポンサー、バッチ取引といった機能を利用できる。ウォレットはEVM (Ethereum Virtual Machine)と完全互換で、ファームウェアコードを公開監査可能とするオープンソース製品として位置付けられている。7月29日のEthereum Builders Liveでは、Freedom FactoryのCEOであるマイケル・ハース氏が、同端末のセキュリティアーキテクチャ、制約のあるハードウェア上でのSPHINCS+実装、オープンソース設計思想について説明する予定である。Freedom Factoryはまた、公開発表に先立つ2026年7月6日にPQ1の商標を出願した。イーサリアム以外では、鍵生成にML-DSA-65を用いるビットコイン特化型の「Toshi PQ1」バリアントについても説明している。

用語解説
  • SPHINCS+: 量子攻撃に対して安全性を維持するよう設計された、ハッシュベースのデジタル署名方式。
  • ERC-4337 smart accounts: 復旧オプションやバッチ取引などの機能を追加できる、イーサリアムのスマートコントラクトベースのアカウント。
  • ML-DSA-65: ここでは、ビットコイン特化型バリアントの鍵生成に使われると説明されている耐量子デジタル署名アルゴリズム。