
この決済手段は対象となるUAEの顧客向けにすでに利用可能で、取引はCrypto.comの規制下にあるプラットフォームを通じてディルハムに換算される。ドバイはデジタル決済の普及拡大を進めている。
エミレーツ航空とCrypto.comは、UAEにおける航空券予約向けにCrypto.com Payを導入した。これにより、同航空の仮想通貨決済構想は覚書段階から、対象顧客が実際に利用できるチェックアウト手段へと移行した。UAE居住者は対応するデジタル資産を使ってオンラインで航空券を予約でき、取引はCrypto.comの規制下にある決済プラットフォームを通じてUAEディルハムに換算される。 顧客は決済時にCrypto.com Payを選択し、予約確認を受け取る前にCrypto.comウォレットを通じて取引を完了できる。今回の展開は2025年7月に締結された覚書に続くもので、UAEの暗号資産規制枠組みの下で約1年にわたる技術統合作業を経て実現した。 エミレーツ航空によれば、この取り組みは決済手段の選択肢を広げることが狙いであり、とりわけ若年層を中心にデジタル金融サービスを利用し、モバイルプラットフォームで旅行を管理する顧客が増えていることを踏まえたものである。エミレーツ航空の副社長兼最高商務責任者であるアドナン・カジム氏は、両社の支援とUAEの規制環境の後押しにより、統合作業は1年以内に完了したと述べた。 今回の導入は、電子決済の拡大を目指すドバイのD33経済アジェンダにも沿う。エミレーツ航空は2026年3月期に197億ディルハムの過去最高益を計上し、5320万人を輸送した後に、この決済手段の導入に踏み切った。