AmericanFortress、ビットコイン・イーサリアム・ソラナ向けに耐量子ウォレット保護を提案

AmericanFortress、ビットコイン・イーサリアム・ソラナ向けに耐量子ウォレット保護を提案

同社のZKPoSPスキームは、資金移動や鍵の変更を伴わずに既存の階層的決定性ウォレットアドレスを保護しつつ、楕円曲線署名をゼロ知識証明に置き換えることを目指す。

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ファクトチェック
主要なePrint論文(2026/1508)は、ZKPoSPが楕円曲線署名をゼロ知識証明に置き換え、既存のHDウォレットのアドレスを鍵やアドレスを変更することなく保護すると明確に確認している。Cointelegraphはビットコイン、イーサリアム、ソラナを明示し、資金移動や鍵の変更が不要であることを確認している。BlockchainreporterとForkLogも独立してこれを裏付けている。主張の各要素は、整合的な一次・二次ソースによって支持されている。
要約

AmericanFortressは、Zero-Knowledge Proof of Seed Provenance(ZKPoSP)と呼ぶ耐量子暗号設計を公表した。既存のビットコイン、イーサリアム、ソラナなどのブロックチェーンウォレットについて、ウォレットアドレスの変更や資金移動、鍵のローテーションを行うことなく、将来の量子攻撃への耐性向上に役立つ可能性があるとしている。この提案はCryptography ePrint Archiveに掲載された論文で示されたもので、シードベースの階層的決定性ウォレット向けに設計されている。ウォレットのシードフレーズにひも付くゼロ知識証明を用い、異なる楕円曲線実装をまたいで機能することを意図したQBIP32と呼ばれる鍵導出設計も採用する。研究者らは、この手法が基盤となるウォレットアドレスやブロックチェーンプロトコルではなく署名手続きを置き換えるものであり、個々の秘密鍵が侵害された後でも「Q-Day」以降に正当な保有者が支配権を証明できると主張した。RustとRISC Zeroのゼロ知識仮想マシンを用いた試作テストでは、証明生成時間は約12〜13秒、検証時間は約9〜10ミリ秒だったという。同社はまた、この設計がイーサリアム財団の同種提案と比べて21倍効率的であり、最終的にはその優位性が210倍に達する可能性があるとしている。このシステムはまだいずれのブロックチェーンネットワークにも採用されておらず、導入には開発者、ウォレット提供者、取引所、マイナー、利用者の支援が必要となる。

用語解説
  • シード来歴のゼロ知識証明: AmericanFortressが説明した証明システム。ウォレットのシードフレーズを用いて所有権を検証しつつ、鍵導出の一回限りの証明生成と、各取引ごとの署名証明を分離する。
  • QBIP32: AmericanFortressが提案する鍵導出設計。異なる楕円曲線実装をまたいで機能し、階層的決定性ウォレットとの互換性を維持することを意図している。
  • Shor’s algorithm: 十分に強力な量子マシンが構築された場合、楕円曲線方式を含む広く使われる公開鍵暗号を破る可能性がある量子計算アルゴリズム。