
ガブリエル・ペレスは、トランプ大統領の演説内容を事前に把握してKalshiの「Mentions」市場で利益を得たとの疑惑を受け、連邦政府での職を離れた。プラットフォームは当該取引をCFTC(商品先物取引委員会)に照会した。
ドナルド・トランプ大統領の長年のプロンプター担当者であるガブリエル・ペレスは、トランプ大統領の演説内容を事前に知った上でKalshiで利益の出る賭けを行ったとの疑惑を受け、連邦政府での勤務を終えた。ペレスは7月上旬に無給休職処分となっており、ホワイトハウス当局者はAP通信に対し退職を確認したが、自発的な辞任か解雇かは明らかにしなかった。 疑惑の中心は、ペレスが2月の一般教書演説を含むトランプ大統領の公的発言で言及される単語や話題に連動するKalshiの契約を取引し、10万ドル超を得たとされる点にある。Kalshiは、監視チームが当該取引を検知して調査し、この件をCFTC(商品先物取引委員会)に照会したと説明した。ロイターによれば、同プラットフォームは9万ドル超の利益が引き出される前に口座を凍結した。 この件は予測市場への監視を一段と強める材料となっている。参加者が非公開情報にアクセスできる場合、インサイダー取引に脆弱な契約が存在するためだ。Kalshiは、職務を通じて得た重要な非公開情報に基づく取引を禁止しており、特にそのリスクが高いとみなされる市場については、最近になって利用者登録時に雇用情報の収集を強化している。CFTC(商品先物取引委員会)は起訴や和解を発表しておらず、ペレスが法令違反を犯したと公に認定された事実もない。