ルシード株が20%急騰、アルワリード王子が5%保有を開示

ルシードがアリックスパートナーズ起用を認める一方、経営破綻懸念に伴う売りを否定した後、政府系ファンドの支援を受けるEVメーカーにサウジ個人投資家の支援が加わった。

要約

ルシード・グループ株は、サウジアラビアのアルワリード・ビン・タラール・アル・サウード王子が約1950万株を1億2950万ドルで取得し、電気自動車メーカーの5%を保有したことを受け、20%超上昇して7.82ドルとなった。今回の取得は、経営破綻懸念に伴う株価急落の後に行われた。ルシードはこの懸念を否定する一方、事業再編アドバイザーとしてアリックスパートナーズを起用したと明らかにした。 今回の投資により、2018年以降ルシードに95億ドル超を投じ、現在は同社株の約45.4%を保有するサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)を中核とする株主構成に、著名な個人投資家が加わる形となった。PIFの関連会社であるAyar Third Investment Companyも2026年4月、5億5000万ドルの転換優先株を追加取得している。 ルシードは巨額損失、資金流出、高価格帯EVの需要低迷に直面し、圧力を受けている。同社は最近、シルビオ・ナポリ最高経営責任者(CEO)の下で新たな中型車プラットフォームの投入を進める中、アリックスパートナーズは債務超過への備えではなく、事業運営の効率化とコスト削減を支援する目的で起用したと説明した。アルワリード王子の取得は、同社の長期的な見通しが再編の成否と高級EVセグメントを超えた需要拡大能力に左右される中でも、サウジの継続的な支援を浮き彫りにしている。

用語解説
  • 転換優先株: 普通株に転換できる優先株式