18億ドルのこの取引により、IonQは量子チップ生産向けの米国内の信頼できるファウンドリーを確保する見通しで、統合後初の決算説明会は8月5日、投資家向け説明会は9月8日に予定されている。
IonQは、SkyWater Technologyを18億ドルで買収するための最終的な規制当局の承認を取得したと発表し、取引は2026年7月31日金曜日に完了する見通しである。1月に発表されたこの取引により、IonQは米国内に限定した半導体ファウンドリーとして最大規模の事業を掌握し、自社の量子システムで用いるイオントラップチップの国内製造基盤を確保することになる。 SkyWaterの株主は1株当たり35.00ドルを受け取る予定で、内訳は現金15.00ドルとIonQ普通株20.00ドルである。受け渡し条件には、完了時点近辺のIonQ株の取引価格に連動するカラー・メカニズムが適用される。IonQによれば、この買収はチップ設計と製造のサイクル短縮を通じて量子ハードウエアのロードマップを加速させる狙いがあり、ミネソタ州、フロリダ州、テキサス州にあるSkyWaterの施設で製造を内製化する方針である。 取引完了後、SkyWaterは社名を維持したままIonQの完全子会社として運営され、商業顧客と政府顧客への提供も継続する。Thomas Sonderman氏は引き続き子会社のトップを務め、IonQの会長兼CEOであるNiccolo de Masi氏に報告する。統合会社は、2026年第2四半期決算説明会を兼ねた初の共同財務説明会を8月5日の米市場終了後に開催し、続いて9月8日に投資家向け説明会を開く計画である。 IonQはこの取引を、国内サプライチェーンを備えた垂直統合型の量子ハードウエア事業に向けた一歩と位置付けている。そのサプライチェーンには、米国防向けの機微なマイクロエレクトロニクス業務で用いられるDMEAカテゴリー1AのTrusted Foundry指定が含まれる。もっとも、同社が示してきたキュービット数や時期に関する目標は、保証ではなく自社予想にとどまる。