
会員所有型の許可制ネットワークは、規制対象のトークン化市場とデジタルマネーを狙い、NatWestの近く参加とKfWのブロックチェーン債券移行テスト準備を背景に、SWIATの本番台帳を基盤として構築される。
欧州の金融機関10社は、規制対象のトークン化市場とデジタルマネー向けに、ルクセンブルク拠点の欧州協同組合としてRegulated Layer One(RL1)を立ち上げた。創設メンバーはABN AMRO、Cecabank、Chartered Investment、Crédit Mutuel Alliance Fédérale、DekaBank、DZ BANK、LBBW、Natixis CIB、SC Ventures、Seturionで、協同組合のガバナンスと開発において各社が平等な議決権を持つ。元SWIATマネージングディレクターのHenning Vollbehr氏がRL1を率いる。 この非公開の許可制ネットワークは、従来SWIATが運営していた分散台帳インフラを引き継ぐ。SWIATは引き続きソフトウエア供給者兼技術運営者を務める。7月28日のRL1立ち上げ前、SWIATの本番ネットワークは7億ユーロ超相当の50件超の取引を処理していた。RL1によると、このプラットフォームはトークン化債券、ファンド、現実資産、担保、レポ取引、証券貸借、デジタルマネーを対象とし、ステーブルコインや商業銀行マネー、中銀マネーが決済手段の候補に挙がっている。 NatWestは近く参加予定とされ、今後数週間での加入が見込まれる。一方、KfWとL-Bankは拡大を支援しているが、10の創設協同組合メンバーには含まれていない。直近の重要な試金石は、KfWが今秋に予定する1億ユーロのブロックチェーン債券の登録機関と台帳を、CashlinkとポリゴンからDekaBankおよびSWIAT/RL1へ移行するテストである。さらに広範な採用は、2026年第3四半期に予定される欧州中央銀行の決済インフラ「Pontes」との将来的な接続性にも左右される可能性がある。