ブランシュ司法長官指名、トランプ大統領が後日の再提出示唆で停滞

ブランシュ司法長官指名、トランプ大統領が後日の再提出示唆で停滞

トランプ大統領は、争点となっているIRS和解基金を正式に終了させるよう求めるジョン・コーニン、トム・ティリス両上院議員に対し、交渉しない意向を示した。トッド・ブランシュ支持の条件となっている。

TRUMP

ファクトチェック
複数の独立系メディア(CNBC、Yahoo/CNN系、Politico、AOL)が中核となる主張をいずれも確認している。CNBCは、上院司法委員会が、18億ドルの基金を復活させないことと、トランプ大統領をIRS監査から保護する文言を削除することについて、コーニン上院議員(およびティリス上院議員)が司法省に書面での確約を求めたことを受け、採決を延期したと明確に報じている。Politicoも、税務監査免除の適用範囲を限定し、当該基金を完全に断念する内容の書面修正をコーニン上院議員が要求したと確認している。これらは、採決延期、コーニン上院議員による書面確認の要求、争点となっていた基金が消滅したこと、税務上の和解の範囲を制約することという主張の全要素と一致する。
要約

トランプ大統領の司法長官候補トッド・ブランシュ氏の指名は、上院司法委員会で停滞したままである。共和党のジョン・コーニン、トム・ティリス両上院議員が、IRSと財務省を相手取ったトランプ大統領の訴訟を巡る司法省の和解に関連し、文書での修正または確約を求めているためである。争点は、将来の税務執行や関連請求からトランプ大統領本人、家族、関係者、および一部の関連企業を広く保護し得ると批判される文言に加え、17億7600万ドルまたは18億ドル規模の「反武器化基金」である。ブランシュ氏はこの基金について「消滅した」と述べているが、上院議員らは書面での正式な撤回を求めている。トランプ大統領は、コーニン氏とティリス氏が「正しい行動を取らない」場合、ブランシュ氏の指名を一時的に取り下げ、後日あらためて指名し直すことに「異存はない」と述べた。現在は、反対を続ける共和党議員との交渉は行わない意向も示している。コーニン、ティリス両氏は、政権がこの基金を恒久的かつ正式に打ち切らない限り、委員会でブランシュ氏に反対すると警告している。議員らは、この基金が復活し、トランプ大統領の同盟者や、2021年1月6日の連邦議会襲撃で警察官を襲った人々の利益に使われる可能性を懸念している。

用語解説
  • 上院司法委員会: 司法省の人事案を本会議に送る前に審査する上院の委員会。
  • 反武器化基金: 政治的迫害を受けたと主張する人々への補償に使われる可能性があるとして批判されている、17億7600万ドルまたは18億ドル規模の和解基金案。
  • IRS和解: IRSと財務省を相手取ったトランプ大統領の訴訟を解決する司法省の合意で、責任免除と税務関連保護の適用範囲の広さを巡って争われている。