カプコン第1四半期利益69%増、「Pragmata」販売250万本突破

カプコンの2027年3月期4〜6月期決算は市場予想を上回り、「Pragmata」の力強い需要、旧作販売、販売本数の増加を背景に東京市場で株価はストップ高となった。一方、通期見通しは据え置いた。

要約

カプコンの2027年3月期第1四半期決算は、4月に投入した新作SFアクションアドベンチャー「Pragmata」の大ヒットと既存シリーズへの継続的な需要を追い風に、大幅な増益となった。2026年4〜6月期の売上高は前年同期比54.7%増の約704億円、営業利益は66.9%増の約411億円、純利益は約69%増の約291億円〜292億円となり、市場予想を大きく上回った。 主なけん引役はデジタルコンテンツ事業で、売上高は83%増の546億円、セグメント利益は87%増の375億円に拡大した。4月発売の「Pragmata」は世界販売本数が250万本を突破したほか、「バイオハザード」や「デビル メイ クライ」などの旧作販売も堅調だった。新しい報告では、旧作「バイオハザード」タイトルの価格施策が販売を下支えしたことも明らかにされ、四半期の総販売本数は前年同期の1416万本から2381万本に増加した。 好決算だったにもかかわらず、カプコンは2027年3月期通期の業績予想を据え置いた。売上高2100億円、営業利益830億円、純利益580億円の見通しを維持した。決算を受け、7月29日のカプコン株は700円高(19.8%高)の4229円となり、東京証券取引所プライム市場でストップ高を付けた。

用語解説
  • デジタルコンテンツ事業: カプコンにおけるゲームソフト販売を担う事業セグメント
  • 旧作販売: 過去に発売したタイトルの継続販売
  • ストップ高: 取引所が個別銘柄に設定する1日の値幅制限の上限まで株価が上昇した状態