莢形成期の降雨予報で高温への懸念が和らぎ、価格は4週間ぶりの安値を付けた一方、ブラジルの過去最高の輸出見通しと米国の底堅い需要が引き続き注目された。
大豆先物は1ブッシェル当たり11.8ドルを下回り、4週間ぶりの安値を付けた。米中西部で好天が見込まれていることが相場の重荷となった。週末にかけて予想される降雨は、大豆が莢形成期に入る重要な時期に当たるとみられており、この段階では収量形成に水分が重要となる。天候見通しの改善により、直近で相場を下支えしていた高温懸念はやや後退した。 週前半には、米農務省(USDA)が継続する高温で作柄が圧迫されているとして、全米の大豆作況の優良・良好比率を66%から63%に引き下げた。それでも、目先の天候改善見通しがこうした供給懸念を相殺した。 供給面では、ブラジルの2026年の大豆輸出が過去最高の1億1540万トンに達する見通しで、需給の重さが引き続き意識された。 一方、需要は一定の支えとなった。米国の輸出需要は引き続き堅調で、中国の中儲糧(Sinograin)は輸入大豆50万トンを競売にかける計画で、これは1月以来最大の売却となる。新たな米国産の到着を前に保管能力を確保する狙いがある。