円相場が介入報道で急騰、日銀は政策金利1%据え置き観測

円相場が介入報道で急騰、日銀は政策金利1%据え置き観測

その後、日本政府は円買い介入を確認した。円は2023年以降で最大の1日上昇を記録したが、日銀の決定を前にドル円は160円台を回復しており、投資家の関心は年末までに政策金利が1.25%へ引き上げられるかに移っている。

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ファクトチェック
WSJの一次情報は、円が1ドル=163.94円まで下落した後、3%上昇して2カ月ぶりの高値を付けたことに加え、介入の可能性や投機的な動きがインフレを悪化させるとの当局の警告を明確に伝えており、この主張とほぼ文言どおり一致する。BigGo Financeの報道とWSJの市場データも、USD/JPYが163〜164近辺で推移し、介入への警戒感が164近辺で上値を抑えていることを裏付けている。見出しにある「1ドル=160円」という水準は、2カ月ぶり高値の水準として整合的であり、2026年を通じておおむね160円前後が介入のレッドラインとして認識されてきた。この主張は十分に裏付けられている。
要約

7月30日の円相場は、日本政府と日銀が円買い・ドル売りを実施したとの報道を受けて急伸した。複数の市場関係者は、ニューヨーク連銀がレートチェックを実施したとも述べており、市場ではしばしば介入の前触れと受け止められる動きである。東京時間に163円台で推移していたドル円は、欧州・米国時間にかけて約6円下落し、一時157.94円まで下げた。これは5月中旬以来の円高水準であり、その後はいったん反発したものの、再び158円台半ばへ戻した。 その後、日本政府は木曜日に円買い介入を実施したと確認し、円は2023年以降で最大の1日上昇となった。ただ、この動きは長続きせず、金曜日には再び円安が進み、日銀の政策決定を前にUSD/JPYは160を上回って推移した。 今回の動きは、米連邦準備制度が政策金利を据え置き、米経済指標が減速を示したことで広がったドル安によっても後押しされた。4〜6月期の実質GDPは年率換算で1.5%増と、市場予想の2.0%を下回った。6月のPCE物価指数は前年比3.7%と前月の4.1%から鈍化し、コアPCEも3.4%から3.3%へ低下した。 円は他の主要通貨に対しても全面高となり、ユーロに対して一時182.11円を付けたほか、英ポンドに対しても大きく上昇した。投機筋による円売りポジションの巻き戻しが背景にある。円高は日本の仮想通貨市場にも波及し、31日午前9時10分時点で、ビットコインは国内取引所で1030万円台後半、約$64,163.66で推移し、24時間で0.5%下落した。イーサリアムは30万円台後半、約$1,868.84で1.4%安、XRPは170円台前半で0.9%安だった。 市場の焦点は7月31日の日銀金融政策決定会合に移っている。前回の0.25ポイント利上げに続き、政策金利は1.00%で据え置かれる見通しである。トレーダーは、展望リポートと植田和男総裁の記者会見から、日銀が追加利上げに前向きな姿勢を維持するかどうかを見極めようとしている。ロイターはこれに先立ち、エコノミストの大半が年末までに政策金利は1.25%に達すると予想していると報じていた。仮想通貨トレーダーも、日本で円建て価格が弱含む中でも、ビットコインが$65,000水準を明確に上抜けられるかを注視している。

用語解説
  • レートチェック: 当局が銀行に対して為替水準や市場環境を照会する行為で、しばしば為替介入の前触れとみなされる。
  • 為替介入: 通貨価値に影響を与えるため、当局が外国為替市場で公式に通貨の売買を行うこと。
  • 展望リポート: 日銀が公表する経済・物価見通しで、今後の政策の手掛かりとして注目される。