METLEN、ギリシャで計画するガリウム年間生産量の約25%で供給契約締結

機密扱いの長期供給契約であり、欧州の生産者と米国の有力テクノロジー企業の間で結ばれる初の大規模な商業ガリウム取引と位置付けられている。

要約

METLENは、ギリシャで計画する施設の年間ガリウム生産量の約25%を供給する長期商業契約を締結したと発表した。同社によれば、これは欧州の生産者と米国の有力テクノロジー企業との間で結ばれる初の大規模な商業ガリウム供給契約である。契約条件は非公表としている。 この契約は、AI技術、先進的な再生可能エネルギーインフラ、通信、防衛ソリューションで使用されるガリウムを巡り、欧州の重要原材料サプライチェーンにとって戦略的な一歩と位置付けられている。世界の生産が一部地域に大きく集中する中、代替供給源の確保は産業国家にとって戦略的重要性を増している。 METLENは、欧州で統合型ガリウム生産を確立した初の企業であり、欧州生産のガリウムで商業契約を確保した初の企業でもあると述べた。このプロジェクトは、重要原材料法(CRMA)に基づく戦略的プロジェクトとして欧州委員会に既に認定されており、REPowerEUの枠組みの下で欧州投資銀行(EIB)の融資承認も得ている。 会長兼執行役のエバンゲロス・ミティリネオス氏は、Aluminium of Greeceのチームが新たな生産能力を開発し、この材料は既に広範な適格性試験を受けたと述べた。ロンドン証券取引所とアテネ証券取引所に上場し、FTSE100指数の構成銘柄でもあるMETLENは、2025年の売上高71億1000万ユーロ、EBITDA7億5300万ユーロ、純利益3億1400万ユーロを報告した。

用語解説
  • ガリウム: 半導体や先端技術で使われる重要金属。
  • 重要原材料法: 戦略的鉱物の供給網強化を目的とするEUの枠組み。
  • 適格性試験: 材料が顧客基準を満たすかを確認する技術的検証。