韓国銀行、半導体上昇局面が韓国株を下支え

AI主導の半導体需要や供給逼迫、輸出の強さが、KOSPIの急落や海外勢の売り越し、AI関連のレバレッジポジションに絡む変動性にもかかわらず、韓国株を支えるとみられている。

要約

韓国銀行の申鉉松総裁は、半導体の上昇局面が当面続き、KOSPIが海外勢の売り越しやAI投資減速への懸念、AI関連株に絡むレバレッジポジションの解消で大きく変動する中でも、韓国株の下押し圧力を和らげるとの見方を示した。申総裁は7月29日に国会企画財政委員会へ提出した報告書で、AI導入の拡大、大手テック企業の投資、先端半導体製造における供給制約により、世界の半導体サイクルはかなりの期間にわたり良好な状態を維持するとの認識を示した。この見方は、ロイターが15人のエコノミストを対象に実施した調査結果とも一致する。調査では、韓国の7月の輸出は前年同月比59.0%増と、6月の70.7%増からは鈍化するものの、月初のデータで半導体出荷が180.6%増となったことが示された。ただし、エコノミストは増加分の大半が出荷数量の同程度の伸びではなく、半導体価格の上昇を反映したものだと指摘した。

用語解説
  • 半導体上昇局面: 半導体需要、価格、収益が拡大し、半導体メーカーや関連輸出を支える局面。
  • レバレッジ投資: 借入金を活用し、潜在的な利益や損失を拡大する投資手法。
  • KOSPI指数: 韓国の代表的な株価指数。