GEヘルスケア、2026年Q2売上高は5.7%増で2026年通期見通しを再確認

同社は過去最高のオーガニック受注成長率11.1%と239億ドルの受注残を報告し、Patient Care Solutionsの戦略的選択肢を検討していると明らかにした。

要約

GEヘルスケアの2026年第2四半期売上高は53億ドルとなり、前年比5.7%増、オーガニック売上高成長率は3.5%だった。Patient Care Solutionsでの継続的な逆風を、Pharmaceutical DiagnosticsとAdvanced Imaging Solutionsの強さが補った。あわせて、過去最高となるオーガニック受注成長率11.1%、受注売上高比率1.15倍、受注残239億ドルを計上し、堅調な需要と今後の売上高の可視性を示した。 GEヘルスケアに帰属する純利益は4億8600万ドルから5億6100万ドルに増加し、調整後EBIT(利払い・税引き前利益)は7億2900万ドルから7億5000万ドルとなった。純利益率は9.7%から10.6%に改善した一方、調整後EBIT率は14.6%から14.2%に低下した。Patient Care Solutionsの低迷に加え、メモリーチップ、原油、輸送費に関連するインフレが収益性を圧迫したためである。希薄化後EPSは1.06ドルから1.24ドルに、調整後EPSは1.06ドルから1.13ドルにそれぞれ上昇し、関税還付と税率低下が寄与した。 GEヘルスケアは、当四半期の業績が国際緊急経済権限法(International Emergency Economic Powers Act)に基づく関税還付の恩恵を受けたとし、純利益には1億2900万ドル、調整後EBITには2300万ドルが寄与したと説明した。一方、2025年に関連する1億600万ドルの還付は調整後EBITから除外した。営業活動によるキャッシュフローは1億6800万ドル、フリーキャッシュフローは6800万ドルだった。同社は2億ドルで330万株を自社株買いし、1株当たり0.035ドルの四半期配当を決定したほか、自社株買い枠にはなお5億ドルが残っているとした。 経営陣は、2026年通期のオーガニック売上高成長率3.0%〜4.0%、調整後EBIT率15.4%〜15.7%、調整後実効税率20.0%〜21.0%、調整後EPS4.80〜5.00ドル、フリーキャッシュフロー約16億ドルを含む通期見通しを再確認した。社長兼CEOのピーター・アルドゥイーニ氏は、同社が過去最高の受注と受注残を達成したと述べるとともに、Patient Care Solutionsの長期的価値を最大化するため戦略的選択肢を検討していると付け加えた。

用語解説
  • book-to-bill: 受注額を売上高で割った指標
  • organic revenue growth: 買収と為替の影響を除いた売上高成長率
  • adjusted EBIT: 特定項目を除外した利益指標