サークル幹部、MiCA施行後にEU承認EMTは35銘柄と説明

サークル幹部、MiCA施行後にEU承認EMTは35銘柄と説明

パトリック・ハンセン氏は、世界の上位50のステーブルコインのうち、現在EUの仮想通貨規制に適合しているのはUSDC、USDG、EURCのみだと述べ、執行強化が進む中で取引所と発行体への圧力が強まっていると指摘した。

USDC
USDG

ファクトチェック
パトリック・ハンセン氏自身のX投稿(2026年7月28日)が、2つの主要な数字を直接確認している。すなわち、21の発行体による35の規制対象電子マネートークンと、世界の主要ステーブルコイン上位50銘柄のうちMiCA準拠はUSDC、USDG、EURCの3銘柄にとどまるという点である。独立した二次報道2件(blockchainreporterとcoinness)も、同一の数字を示し、ハンセン氏がCircleのEU政策・戦略担当幹部であるとの帰属を裏付けている。「EU承認のEMTが35銘柄」「上位50銘柄ではUSDC、USDG、EURCのみ」というこの主張の表現は、一次情報と正確に一致する。
要約

サークルのEU戦略・政策担当シニアディレクターであるパトリック・ハンセン氏によると、EUの暗号資産市場規則(MiCA)の下で、21事業体から約35の電子マネー・トークン(EMT)が発行されている。ハンセン氏は、世界の上位50のステーブルコインのうち、現在この枠組みに準拠しているのはUSDC、USDG、EURCのみであり、世界のステーブルコイン市場のごく一部しかEUの規制対象に入っていない実態が浮き彫りになったと述べた。MiCAでは、単一の法定通貨に連動するステーブルコインはEMTとして扱われ、各国の所管当局による認可、準備資産、ガバナンスおよび健全性確保の措置、償還権が求められる。この乖離は欧州の取引所、流動性プール、トレーダーに実務上の影響を及ぼしており、取引所は非準拠トークンの上場廃止や、はるかに少数の承認済み資産を前提とした市場インフラの調整を迫られている。ハンセン氏は、今後のMiCA見直しでは、EU規制下のステーブルコインの競争力向上、国際的な規制協調の強化、同等の基準を満たす海外規制下のステーブルコインを認定する制度の創設に焦点を当てるべきだと述べた。

用語解説
  • 電子マネー・トークン: 単一の公的通貨に連動する場合、MiCAの適用対象となる法定通貨連動型の暗号資産トークン。
  • MiCA: ステーブルコイン発行体やサービス提供者向けの規則を含む、EUの暗号資産規制枠組み。
  • 償還権: 保有者が発行体の条件および規制に基づき、トークンを参照先の法定通貨価値に交換できる権利。