
P&Gは会計年度第4四半期の売上高が予想を下回る212億ドルだったと発表した。オーガニック売上高は横ばい、販売数量も変わらずだった。さらに、2027年度における税引き後利益への逆風が合計で約14億ドルに達する可能性があると警告した。
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、コスト上昇と需要の地域差が業績の重荷となり、会計年度第4四半期の利益が減少し、純売上高は212億ドルとウォール街予想の213億8000万ドルを下回ったと発表した。売上高は前年同期比2%増だったが、オーガニック売上高は横ばいで、全体の販売数量も変わらずであり、長年続いてきた値上げ主導の成長モデルの勢いが鈍っているとの懸念を強めた。株主帰属純利益は約16%減の30億4000万ドルとなった。一方、2026年度通期の純売上高は3%増の870億3000万ドル、オーガニック売上高はわずか1%増だった。内訳は価格が1ポイント、為替の追い風が2ポイント寄与し、数量とミックスの寄与はなかった。発表後、株価は約3%下落した。事業別では美容部門が引き続き突出し、2026年度売上高は7%増の160億2000万ドル、第4四半期のオーガニック売上高は販売数量3%増を背景に4%増となった。SK-IIもオーガニック売上高の2桁成長を6四半期連続で達成した。他部門は弱く、北米のオーガニック売上高は小売在庫削減と計上時期の影響で四半期に1%減少した。P&Gは2027年度についても慎重な見通しを示し、売上高成長率を1%〜3%、中核EPSを6.89〜7.11ドルと予想した。税引き後利益への逆風は合計約14億ドル、1株当たり0.56ドルに達する可能性があり、原材料、エネルギー、輸送、サプライチェーンのコストだけで約10億ドルに上るほか、為替、支払利息、営業外収益の減少も含まれるとした。